小豆島は土庄町の中心地にある「カトリック小豆島教会」は1945年に創立。外観は、町や山の風景になじむ平屋建て、民家風のデザインです。外壁はオリーブ油を搾る小屋をイメージした泥壁を採用。また、内部のデザインは広い空間を生み出すために吹き抜けになっています。毎週日曜日の午前9時から約1時間行われる聖堂でのミサは誰でも信者とともに受けることができます。
隠れキリシタンの島
小豆島へのキリスト教伝来は、約400年前の1586年。セスペデス神父により宣教がなされました。1か月間に1400人が受洗したことでも知られています。小豆島が隠れキリシタンの島と呼ばれるようになったのは、豊臣秀吉がキリスト教禁制を発令し、オルガンチノ神父や明石城主ユスト高山右近が小豆島に数か月間身を隠したことが由来といわれています。今現在、教会内の敷地には、小豆島宣教400年を記念し、キリスト教伝来記念碑が置かれています。島各所では、平和の十字架や、十字架を象徴する八面体のキリシタン灯籠、錫杖に十字架の刻印のある石像、ハート型手水鉢などを見ることができます。
神聖な空気を湛える聖堂内部
ミサが行われる聖堂は、教会の門を入った左手。聖堂内では、ご聖体(キリストの体を表すパン)を安置するための聖櫃が祀られています。そのほか、聖歌の伴奏として使われるパイプオルガンや、東京の師・イエズス会のシスターがデザインした小豆島の青い空をイメージしたオリーブのステンドグラスも。聖堂の壁には、イエス・キリストが死刑を宣告されてから墓に葬られるまでの14場面を表したレリーフを見ることができます。
毎週日曜に行われるミサは誰でも参加可能
カトリック教会で行うミサは、死を覚悟したイエスが最後の晩餐に「これは、あなたがたのために渡される、わたしの体である。これは、わたしの血である。わたしの記念としてこれを行いなさい」と、パンとぶどう酒の杯を弟子に与えたのが始まりといわれます。神からのすべての恵みのために感謝をささげるミサとして、カトリック小豆島教会でも毎週日曜、信者と共にに誰でも参加することができます。
カトリック小豆島教会の基本情報
2015年6月17日 公開
住所
〒761-4121
香川県小豆郡土庄町渕崎甲1430-3
アクセス
土庄港フェリーターミナルからオリーブバスに乗車、
土庄中央病院前で下車。教会まで歩いて3分
期間 ミサ:毎週日曜9:00〜
お問い合わせ0879-62-0847
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