小豆島の魅力といえば、やはり美しい景観や海山の幸、そして歴史ある史跡などでしょう。しかし、ちょっと変わったスポットがあるのも小豆島の魅力。土庄町の中心部を観光していると気がつくのが、とにかく路地が入り組んでいること。これは昔、海風や海賊などから島民を守る為に意図的に造られたもので、このあたりが“迷路のまち”と呼ばれる所以です。

迷路のまちとは?

今でこそ、小豆島というと穏やかな癒しの町というイメージですが、今から700年ほど前には南北朝の動乱に引込まれるなど、荒々しい時代もありました。1339年に、備前児島の佐々木信胤が小豆島へと押し入りし、星ケ城に陣を構えたと言われています。しかし、その繁栄の時代が長く続くことはなく、8年程のちに北朝方の四国、細川頼春の指示により、大軍が小豆島に攻めこんできます。その結果、南北の軍制による縄張り争いの場が小豆島となってしまい、大勢の人物たちが負傷することとなったのです。水害や海賊に見舞われながらも、土庄町は当時の攻防に備えるための路地を、まるで迷路のように形成していったのです。

個性的なお店も立地を活かして

迷路のまち、と呼ばれている小豆島は土庄町。町を歩いているとユニークお店に出会うことがあります。履物屋や米屋、和菓子屋に荒物屋など、老舗のお店がまだまだ元気に営業しています。建物自体、古くからそのまま使っていることもあり、どのお店もノスタルジックな雰囲気。醤油屋やカフェなどもあり、ちょっとした休憩時間も特別なものになりそう。

迷路のまちの基本情報

2015年6月12日 公開

住所 香川県小豆郡土庄町

  • ※掲載されている内容(文字、画像、写真、記事、文章、イラスト)に関する権利は、全て弊社または著作者に帰属します。掲載されている内容の商用および営業目的での使用は禁止いたします。その他免責事項についてはこちらをご確認ください。
  • ※掲載情報の誤りや変更依頼がございましたら、お手数ですがこちらよりご連絡ください。