瀧湖寺の奥之院本坊から313mの旧噴火山の山頂に位置する小豆島霊場第72番礼所「奥之院 笠ヶ瀧寺」。自然石を積んだ険しい石段を鎖づたいに登り、暗い洞窟を進んで本堂にたどりつく道のりは険しく、島の霊場の中でも特に巡りがいのある山岳霊場として有名です。また、小豆島を舞台にした角田光代原作の映画 『八日目の蝉』に登場した場所としても知られています。

風情ある石段は、島の霊場の中でも特に険しい場所

奥之院本坊から、風情ある長い石段を約15分登りつめた場所には大きな鐘があり、鐘を突き、「今から参ります」と仏様に合図を送った後、鎖を伝って崖を登るのが作法。参道の途中の不動尊眷属三十六童子の石仏、四国八十八ヶ所霊場御本尊に見守られながら登ります。また注意点としては、参道が険しいことから安全のため、時間が8:00〜14:00までと決められています。

くぐると願いが叶うといわれるくぐり岩

険しい石段を登ったところにある洞窟の中央部には、木をくりぬいた六角形の木枠が入った丸太「くぐり岩」があります。「幸せくぐり」または「縁結びのくぐり岩」と呼ばれており、くぐると穢れを落とし、生まれ変わる、願いが叶うといわれています。最近では若い女性も訪れる人気スポットとなっています。

はめる指によってご利益が違う願掛指輪

笠ヶ龍寺では、縁結びにご利益がある純銀、洋銀でできた2種類の願掛指輪が人気。指輪をはめる指にもそれぞれ意味があり、右手の親指は心の安静を得る、人差指は進歩栄達を得る、中指は苦しみに耐え抜く、薬指は戒めにより魔がささない、小指は病気災難を断絶といわれています。左手の親指は智慧を得る、人差指は力を得る、中指は願いが叶う、薬指は財産を得る、小指は恵みを受けるご利益があると思います。また願いが叶ったら指輪を返しに行くことが必要です。実際にお寺の本堂には、山積みになった指輪が沢山積んであることから、期待度大でしょう。

奥之院 笠ヶ瀧寺の基本情報

2015年6月12日 公開

住所 〒761-4154
香川県小豆郡土庄町笠滝甲406

アクセス 土庄港から小豆島オリーブバス大部経由福田港行きで15分、
小馬越下車、徒歩30分

その他小豆島霊場第72番礼所

  • ※掲載されている内容(文字、画像、写真、記事、文章、イラスト)に関する権利は、全て弊社または著作者に帰属します。掲載されている内容の商用および営業目的での使用は禁止いたします。その他免責事項についてはこちらをご確認ください。
  • ※掲載情報の誤りや変更依頼がございましたら、お手数ですがこちらよりご連絡ください。