福田港から車で数分進んだ先にある、町立福田診療所。この診療所玄関右側に、クワ科のアコウの木があります。アコウは温暖な地域に自生する半常緑高木で、日本では南紀、四国南部、九州、沖縄に分布していますが、香川県には自生していません。福田診療所のアコウは、昭和のはじめ南紀より移植されたものと言われています。アコウは、幹や枝から地面に向かって糸状の気根を垂らし、そこから呼吸作用を行います。この気根は、枝にからみついたり、垂下したりするので、独特な樹形を作り出します。果実は小さく薄緑色をしていて、中を割ってみると、赤い種子が沢山入っていて無花果のようです。
※樹高6.5m、胸高幹囲1.4m/0.75m。推定樹齢約80年。

アコウの基本情報

2015年4月24日 公開

住所 〒761-4402
小豆郡小豆島町福田甲407-1

お問い合わせTEL.0879-84-2120(福田診療所)

その他香川の保存木(昭和53年指定)

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