小豆島最高峰の星ケ城と四方指の間にある渓谷「寒霞渓」は、日本三大渓谷美であり、瀬戸内海国立公園を代表する景勝地の一つ。その昔、応神天皇が岩角やもみじの木々に鉤(かぎ)をかけて登ったため「鍵掛山(かぎかけやま)」と呼ばれるようになり、それが「神懸」に変わり、さらに「寒霞渓」となりました。200万年の歳月により生み出された集塊岩や凝灰岩と、四季折々の風景をロープウェイから楽しむことができます。せっかくフェリーに乗って小豆島に来たなら訪れたい名所です。
絶景を見下ろす、空中散歩を楽しもう
フェリーから小豆島に足を踏み入れ、地元のバスでまず目指すのは寒霞渓のロープウェイ。深い渓谷をゆくロープウェイは、大人も子どもも楽しめる小豆島観光の人気コース。紅雲(こううん)駅から山頂駅まで約5分間、四季折々の寒霞渓を堪能できます。寒霞渓のロープウェイ乗り場へは、フェリーの乗り場から銚子渓などの渓谷を抜けて車で行くこともできますし、土庄港などからバスも出ています。
ついつい夢中になっちゃう!幸せ祈願の「かわら投げ」
ロープウェイの山頂駅付近には2ケ所の展望台があります。第1展望台からは寒霞渓と瀬戸内海を見渡せます。第2展望所では、渓谷の岩に設置された輪に向かってかわらを投げ、かわらが輪を通ると願いが叶うという「かわら投げ」に挑戦できます。輪を通すのに夢中になって、願掛けするのを忘れないように!
徒歩でハイキング気分を楽しむ登山道
ロープウェイだけでなく、徒歩でも楽しめるのが寒霞渓。寒霞渓には表12景、裏8景と呼ばれる2つの登山道があり、ハイキングのように奇岩怪石や植物を楽しみながら小豆島最高峰の星ヶ城へ徒歩で登ることができます。表は12ケ所、裏は8ケ所、奇岩を形容した名前が付けられた景勝があるので、徒歩ならほかではできないハイキングを楽しめます。小豆島へは香川の高松港や姫路港から土庄港などへフェリーがあって便利。思い立った時に、楽しめる日本の名所です。
寒霞渓の基本情報
2015年2月23日 公開
住所
〒761-4433
香川県小豆郡小豆島町神懸通乙168
営業時間
[ロープウェイ営業時間]
8:30〜17:00(3/21〜10/20)
8:00〜17:00(10/21〜11/30)
8:30〜17:00(12/1〜12/20)
8:30〜16:30(12/21〜3/20)
定休日/なし
料金
中学生以上往復1350円(1220円)、
片道750円(680円)
小学生往復680円(610円)、
片道380円(340円)
※()内は30人以上の団体料金
お問い合わせ寒霞渓ロープウェイ(小豆島総合開発株式会社)
TEL:0879-82-2171
FAX:0879-82-5341
小豆島観光協会
TEL:0879-82-1775
FAX:0879-82-1801
その他・瀬戸内海国立公園
・国指定の名勝
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