小豆島には内海八幡宮神社石鳥居を含めて五社の八幡宮があります。いずれも祭神は応神天皇で、応神天皇が即位後の行幸で小豆島に立ち寄り、その行在所に小豆島五社八幡宮が建てられました。そのひとつである内海八幡宮神本殿前に鎮座する石鳥居は内海町指定有形文化財に指定されています。花崗岩製で高さ3.62m、笠の長さ4.9m、直径34cm。笠木と島木の両端がそりあがっている、美しい明神鳥居です。

もう一つの、内海八幡宮神社

内海八幡宮神社は、醍醐天皇延長四年創起に京都石清水八幡宮より御分霊を勧請したとされています。ただし、内海では現内海八幡宮神社が創起される以前より、宮山山頂に応神天皇を祀った内海八幡神社元宮が鎮座していました。現在、内海八幡神社元宮には招魂社が祀られています。

もう一つの、内海町指定有形文化財

内海八幡宮神社の境内には、石鳥居と同じく町の文化財に指定されている石灯籠一対があります。江戸初期漢文10年(1670)草加部村枝村坂手の網元より寄進と銘記されていて、紀年銘のある灯籠では内海町最古のものです。

未来に文化を伝える拠点としての神社

2005年6月、内海八幡宮神社のある馬木地区で「馬木ひしお会」が発足しました。内海八幡宮神社を拠点として、地域交流を図るイベントの企画運営や、馬木の歴史を資料・文献として残す作業など、歴史を紡いでいく活動を行っています。

内海八幡宮神社石鳥居の基本情報

2015年2月20日 公開

住所 香川県小豆郡小豆島町馬木
内海八幡神社

アクセス 路線バス、坂手線馬木下車徒歩5分

その他内海町指定有形文化財

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