大正初期に建てられた、しょうゆの圧搾工場を資料館として改装した「マルキン醤油記念館」。1996年に国の有形文化財に登録された、みごとな合掌造りの建物の中で、しょうゆ造りの歴史と製造方法を学ぶことができます。諸味(もろみ)からしょうゆを搾り出す圧搾工場だったという記念館には、しょうゆの製造工程を描いたパネルや、職人たちが使用していた道具などが展示されています。来場者にはお醤油を一本プレゼントという嬉しいサービスも。また、ここでしか購入できない、こだわり醤油も販売されています。
小豆島のしょうゆ造りの歴史
小豆島はしょうゆ造りにかかせない、良質な小麦と塩、そして温暖な気候に恵まれた島でした。約400年前、大阪城を造るため、小豆島に採石にやってきた大名たちが、醤(ひしお)を持参したことがきっかけで、小豆島のしょうゆ造りがスタートしました。
記念館限定醤油「蔵の雫」
1907年に丸金醤油として設立されたマルキン醤油。天然醸造蔵としょうゆ造りの技術は、100年を超えて今に受け継がれ、コクとうまみのある醤油を生み出しています。マルキン醤油記念館で限定発売されている、こだわりのお醤油「蔵の雫」は、創業当時の醤油蔵で四季をめぐって熟成させます。芳醇でやわらかな香りは、マルキン百寿の蔵でしか生み出せません。
一度食べたらやみつきの、醤油ソフトクリーム
モカ色をしたソフトクリームをほおばると、ほのかに醤油の香りが口に広がる……。香ばしく、甘辛で、後味サッパリした「醤油ソフトクリーム」を目当てに博物館を訪れる人も多いそう。醤油ソフト以外にも、醤油サイダーや醤油プリンなども販売されています。
マルキン醤油記念館の基本情報
2017年8月25日 公開
住所
〒761-4421
香川県小豆郡小豆島町苗羽甲1850
マルキン醤油記念館
営業時間
9:00〜16:30(7/20〜8/31)(10/16〜11/30)
9:00〜16:00(上記以外)
休み10/15(秋祭りのため)12/28〜1/1(年末年始)
※1/4〜2月末の期間、平日は記念館・物産館とも予約者のみ開館。ただし、土・日・祝は通常通り開館。
料金
大人210円(160円)、小人100円(70円)
※()内は15人以上の団体料金
お問い合わせTEL.0879-82-0047
FAX.0879-82-6875
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